何故か「Life学生部」としてトークイベントに行く...

あ、どもども
初めまして。勝手にお世話係の蟻子です。

先日、トークイベントが開催されまして。
どんなイベントかと申しますと...


トークイベント「高円寺 vs 下北沢」】
日時:2007年7月23日(月) 19:30〜
場所:ネイキッドロフト(新宿)
出演:松本哉素人の乱),金子賢三(Save the 下北沢
ゲスト:仲俣暁生(フリー編集者),森山裕之(元Quick Japan編集長)
司会:ゴウダタケシ(北澤警察)
        

これがなんと

>北澤警察のゴウダさんが、
>Life「運動」の回に触発されまくってうっかり立ち上げてしまった企画

と言いますから、行かない訳には行きません。
しかも何故か『Life学生部』という事で行く流れに..
ひとりぼっちなのに!!


という事で、取り急ぎ、概要だけですが、
ザザッとレポートさせて頂きます!

→「北澤警察」とは?
http://kitakei.exblog.jp/

→「素人の乱
http://keita.trio4.nobody.jp/

→「Save the 下北沢
http://stsk.net/


―――――――――――――――――――――――――――

19:30 というかなんだかんだで 20:00近くに開演
   
     簡単な、出演者の紹介
     
                     
     「Save the 下北沢」の説明 
     (金子賢三さん&司会者ゴーダさん)
     
     下北沢の現状や、現在の争点に至る迄の経緯・問題点等を
     スクリーンに映った写真や図と共に解説。
     →新規道路・駅前ロータリーの事業認可
     →区の都市計画による高層ビル誘致
     
     「Save the 下北沢」の活動内容や構成の説明。
     →『車の為の街つくり』で良いのか
     →行政が進める『街の高層化計画』への疑問視
     
     
     「素人の乱」の説明 
     (松本哉さん&司会者ゴーダさん/途中森山さんも)
     
     今年4月に松本さんが立候補した
     杉並区議選での活動の映像がスクリーンで流れる。
     選挙という名目でとにかく何でもアリな状態に、
     観客の方とにかく皆さん爆笑。
     
          
     「素人の乱」は何がしたいのか?
     →国政が介入しない、本当の意味での「街づくり」
     →「街を自分達のものにしたい」(国に支配される事なく)
     
     (年長者や地元人には疎まれやすい活動にも関わらず)
     「素人の乱」は何故高円寺に受け入れられたのか?
     →商店街(メイン以外のエリア)衰退の時期とちょうど重なったから
     →活動以前に近隣の人達との信頼関係が先に出来ていたから

    
     ここで初めて仲俣さんが口を開いた!
     →二つの活動を見ていて思う教訓は
      「先手必勝」 と 「日常の中にある事」 である。
     →結果を求める「Save the 下北沢」 と
       結果と求めない「素人の乱
     →六本木ヒルズの例 >建設まで20年かかった
      『街』 が実際に変わっていく迄、
      ゴチャゴチャととにかく沢山の時間がかかる
      で、その間に 「何を」 するか。「何で」 人を注目させていくか。  
     
      
21:00台   ≪10分程休憩≫
     
     
     左:金子さん 右:松本さん
     

     観客の方に書いてもらったアンケートを基にトーク。 
     観客の方との質疑応答。
      
     「Save the 下北沢」に関わってる方や、
     「素人の乱」に携わってる方等がいらっしゃったようで..
     野次的な応酬も多々見られる。
     トークに、観客の方が普通に入ってきたり、
     かなり開放的な雰囲気(笑
      
     最後には
     観客席最前列に座っていた黒幕から
     「ていうかさ、ゴーダ君の意見を聞きたいな」
     と、突然の乱入発言も。
      
     後半は全体的に何かと「Save the 下北沢」批判が相次ぎ、
     挙句の果てに「金子さんに悲壮感がある」という発言まで。

     主催者のゴーダさん曰く
     「今回は金子さんをイジめる会のつもりだったので、
      思惑通りです」
     との事でした(笑
      
      

23:00   トークイベントは一先ず終了。
     
     
     残った方達で三々五々ワイワイお喋り。
     (この空気がなんとも言えずいい感じでした。)
         
     司会のゴウダさん、お疲れ様でした!!

  
―――――――――――――――――――――――――――

と、まぁこんな感じでしょうか。


個人的にはですね...

質疑応答の際に『鮭マル(※)』を発見!!! 
「あれ!?こんなところにも居た!!」
と、本気でビックリしました。
えぇえぇ。 それくらい似てたんです。
本当に似てたんです。 色んな意味で。

居るところには居るもんです。

あと、松本さんの、Lifeの「運動」の回とは違う側面の話が聴けました。
これが良かったです。大きな収穫でした。


トークイベントなるものに初めて参加したのですが、とても面白かったです。

イベントの内容の詳細については、また追って更新させてもらいます。
次回はもっと中身のあるレポートを。
ハイ。勿論、アタシでは無く、別の方から。


※鮭マル;偶然か必然か。出会うべくして出会った、Life学生部の二人
     鮭缶とマルクス
     彼らの意思とは関係なく、勝手にユニット名命名

「文化系書店Life堂」レポート(part2)

こんにちは、えてるです。
7/19(木)まで、渋谷ブックファースト1Fで開催中の「文化系書店Life堂」。初日に訪れた際の追加レポートです。事前にブックファーストさんにお願いをして撮影の許可を頂きました。今回はフェアの写真をご紹介します。ブックファーストご担当者様、ありがとうございました、この場でお礼とかえさせて頂きます。遠方の方、都合がつかない方は以下の写真で雰囲気を感じ取って頂けたら幸いです。ご報告が遅くなってしまい大変申し訳ありません、それではお楽しみ下さい。

   
入口はいって左手、エスカレーター下部分に展開されているLife堂!!

  
向かって左側、おなじみのボードの下には、さりげなくLifeが流れているラジカセとチラシ、ブックフェアの小冊子。

  
向かって右側には噂のコミュニティボード、その下には小冊子。黒幕氏のメッセージを発見しました!!

 
     
出演陣のメッセージボード。チャーリー、各パーソナリティ、黒幕氏が10冊ずつレコメンド。各人のタイトルはというと・・
鈴木謙介
社会学にだまされないための5冊
・セカイから世界に繋がるための5冊
森山裕之】
・「文化系」に足を突っ込むきっかけとなった自分の基礎を作った10冊
仲俣暁生
・文化系をこじらせないための10冊
佐々木敦
・LIFE-SAVERに必読の文学10編
津田大介
・肥大した自意識や絶望とうまく付き合うための本
斎藤哲也
・<働く>ことに向き合う10冊
【柳瀬博一】
・文化系よ、外を歩けの10冊
【長谷川裕】
・その頃の僕を支えていたのは例えばこんな本だった
うーん、みなさん、これでもかというほど、文化系の香りがプンプン漂っています。よしよし(笑)
   
こちらは会場限定の小冊子(ブックガイド)。黒幕氏による「Lifeとは何か?」、ブックファースト店員さんの山川さんによる「しぶやとほんやとぶんかけい」、そしてチャーリーによる「「戦場の渋谷」から「平坦な渋谷」へ」が収められています。中でもチャーリーの文章の最後は、番組スタートの昨年10月から試行されてきた、Life的価値観の一つの集大成とも言うべき内容に。

『文化系トークラジオ Life』ってラジオ番組は、もはや戦場ですらなくなった渋谷とおなじように「平坦」なこの時代に、「好きなもの」について喋るための場所。よかったらみんなも、平坦な渋谷を生きるように、ラジオの前で耳を傾けて欲しい。


鈴木謙介「「戦場の渋谷」から「平坦な渋谷」へ」文化系書店Life堂ブックガイドより】

合わせて読みたいのがこちら。

社会科学の領域にいるほうの私は、「社会の問題」に対する解決策を考えるのが仕事だ。だが、ラジオパーソナリティーとしての私は、そうしたものを丁寧に考えることよりも、早くどこかに居着いてしまいたいのに、その方法が分からずにいる人々と、同じ目線で悩み、考え、話を聞く立場として、あえて性急に答えを出さずに番組を続けている。
(中略)
答えを出す代わりに私が心がけているのは、その「対話」のフロー感を強調することだ。フロー感とは、一つひとつの情報の深度ではなく、たくさんの情報が連なり、ときに飛躍する一連の流れを、それ自体として消費する感覚のことだ。


鈴木謙介「情報時代のガイダンス 島宇宙からの脱出と文化系トークラジオLifeの挑戦」『論座07年5月号』】

チャーリーさん、戦局は日々好転してます!「もはや戦場ですらなくなった」って言ってるのに・・(笑)。
「文化系書店Life堂」は渋谷ブックファーストにて7/19(木)まで開催中です。皆様ぜひ足をお運び下さい!!

『文化系書店Life堂』に集まった学生部、7月1日の様子。

 こんにちわ。部員の安東三です。先日の7月1日の様子をエッセンスだけ、ほんのちょこっと報告します。

 まずは『Life堂』に集まった学生部の様子から。渋谷ブックファースト文化系トークラジオLifeの共同企画「文化系書店Life堂」のレポート(安東三視点)でございます。
http://www.tbsradio.jp/life/2007/06/life_3.html http://www.tbsradio.jp/life/2007/06/post_14.html http://www.book1st.net/blog/event_fair/fair/#a003251
 僕ら学生部は早速初日に乗り込みました。リスナー同士の交流ができるようなアイデアとして、「ネームプレートつけるのってどう?」というのが出ました。というわけで、蟻子さんが早速すばらしいのを作ってくださったわけです(上の写真)。
 しかしせっかくそうしたものがありながら、首からそれを提げたまま立ち読みをして、“話しかけてオーラ”を出すのすら恥ずかしい、というものすごくまたどうしようもない自意識が邪魔してw、僕らは隅っこの方で固まっておりました・・・。これはいけませんねえ・・・。
 とはいえ、そのネームプレートに気づいてコンタクトを取ってくださった方もいらっしゃいました。なんと前回放送「若者文化」の外伝に音素材を提供なさった、あのhirotecさん!!(→http://www.tbsradio.jp/life/2007/06/part71.html)。CDまでいただきまして・・・ありがとうございます。本当にご自身の音楽に人柄が反映されている感じの、ふんわりとした好青年でした。こんな出会いがあるんだから、もっとLifeリスナーとしてのアピールをがんがんしていかなきゃ・・・。
 まあこれからもちょくちょく、僕個人としてもLife堂に顔出す予定です。ネームプレート、一人でもがんばってつける努力をします(汗汗汗)。

 7月1日の学生部は、その後阿鼻叫喚の飲み会へ。そして解散後も数名で阿鼻叫喚のプリクラ撮影w。さらにその後、DJが生で回す、阿鼻叫喚の渋谷っぽい(?)ショットバーへwww。モテも童貞も、オタクもギャルも、小難しいこと言うヤツもそんなん笑うヤツも、論理派も感覚派も、あらゆる人種が集うLife学生部は、「どんな島宇宙だよ」(by某氏)。ぜひとも名付けていただきたいわけです。

 まあそんなこんなでいい感じになってきた学生部。表面クールを装いつつ、実は誰かと話がしたい。そんなLifeリスナーが抵抗なく交流できる環境を作ることができたらな、と思っております。Life堂期間中はこんな交流に良い機会です。がんがん繰り出していく所存にございます!!
 

第一回Life学生部オフ会のご報告!

こんばんわ。えてるです。
先日、6/24(日)「第一回Life学生部オフ会」を開催しましたのでご報告します。直前の告知にも関わらず大勢の方々に集まって頂き、正直びっくり。本当に皆様、ありがとうございました!

■15:00〜 
人々で賑わう日曜日の新宿紀伊国屋本店1F前にて、こんなものを片手にLifeファンの参加者様を待ちました。

すると突然、紀伊国屋一階の入口からチャーリーの姿が!開始早々にして早くも本人光臨!?の衝撃に皆は驚愕。チャーリーはいたって普通・・。「あれ、何やってるの?」などと白々しい(笑)ことを言いながら、お仕事があるとのことで、僕らを横目で眺めつつどこかへ消えて行く。オフ会を知っててわざわざ顔を出してくれたはずであろうに、ふらりと現れてサッと消えていく様子が、いかにもチャーリーさんらしさを感じます。しょっぱなから面食らってしまいました。チャーリーさん、次回はお手柔らかにお願いします(笑)
一次会と称したこの回には、計11名の方が集まり、皆でぞろぞろと新宿御苑のファミレスへ〜。今回集まったメンバーは、公開録音や最初のオフ会に来た方々が多かったためか、和やかな様子でLife談義に花を咲かせる。
■18:00〜
話は尽きず、二次会の時間になったので近くの居酒屋へ移動。ほとんどの方が引き続き参加して下さって嬉しい限り。二次会からの参加者3名を加えて計11名での更なる談義へ。

というわけで、突然ですが「Life学生部ポッドキャスト」第一回配信です!
このオフ会では告知した通り、試験的に会話を録音してポッドキャストで配信することを目論んでいました。特に段取りを決めていたわけでもなく、会が進行してしまったので、せっかくだからと「Life」について酔っぱらいながらも、皆様にコメントを頂くことになりました!
※あくまで、いち「Life」ファンの、いち「コメント」という形でお聴き下さい。
※公開されたポッドキャストは「Life学生部」が独自に製作したものであり、TBSラジオ文化系トークラジオLife」とは一切関係がありません。ご意見、ご感想は「Life学生部」までお願いします。(lifegakuseibu@hotmail.co.jp)
色々なご意見が聞けて個人的には非常に面白かったのですが、どうなんでしょうか?(笑)
↓ではお楽しみ下さい↓

     Life学生部ポッドキャスト 「第一回Lifeオフ会」

とまぁこんな感じで、収録、配信の暴挙に出てしまいました。第一回ということで大目に見て頂けたら幸いなところ。

非常にアンビバレンツというか多義的な(笑)「Life」賞賛コメントを下さった、鮭缶さんのオフ会を終えた直後のエントリー。

え〜、まづ事務連絡・宣言。私は鈴木謙介=チャーリーについていきます。日本に、いや世界にこんな誠実な知性がいることは幸せです。これからも末永くこの文化系トークラジオLifeという番組をささえていきます。この番組が求めているのはどんな病んだ自意識を抱えようが200字弱でメールに記して伝えることができる人間だからですから。


鮭缶のアラスカ鍋日記(貧乏風)「朝まで一人ライフ」

■20:30〜
そろそろお店を出ようかと思っていたところ、突然お店に、黒幕長谷川氏から電話がかかってきました。チャーリーと新宿にいるとの連絡をお聞きして、そのままチャーリー、黒幕氏、Life関係者様の三名を加えて怒濤の三次会へ突入!非常に楽しい時間を過ごしました。
 
そんなこんなで、終電近くまで飲み続け解散。
参加して下さった皆様、チャーリー氏、黒幕氏、Life関係者様、ありがとうございました!

第一回Life学生部オフ会開催

こんばんわ、えてるです。
超直前告知になってしまい申し訳ありませんが第一回のオフ会を開催します!

『第一回Life学生部オフ会』

直前の呼びかけになってしまいましたが、
第一回Life学生部オフ会を開催します!

Life学生部は、TBSラジオ「文化トークラジオ Life」を応援する有志のサークルです。学生部となっていますが、もちろんLifeを応援したい!という方なら誰でもOK。
http://mixi.jp/view_community.pl?id=2107622

一緒にLifeをゴニョゴニョする計画を企みましょう!(笑

はっきりとは決まっていませんが、当日試験的にぼくらの会話を録音して、後日ポッドキャストにて配信しようかと計画中です。
参加される方はご了解願います。

(日時・場所)
2007年06月24日(日)

一次会:15:00〜 新宿紀伊国屋本店1F前に集合
二次会:18:30〜 新宿紀伊国屋本店1F前に集合
http://www.kinokuniya.co.jp/04f/d03/tokyo/01.htm

便宜上、二つに分けましたが、
どちらかひとつでも、両方でも大歓迎です!

(目印)
Life学生部が分かるようなものを用意します。

mixiのLifeコミュにもトピックを立てました。
(http://mixi.jp/view_event.pl?id=19895726&comm_id=1352268)
現在参加者8名。参加表明して下さった方々どうもありがとうございます。参加表明をしていなくても、興味を持って頂ければ、お気軽にどうぞ!
上記の説明文にもある通り「試験的にぼくらの会話を録音して、後日ポッドキャストにて配信しよう」と企んでいます。(ある方のご好意により録音機材をお借りすることができました。この場でお礼とかえさせて頂きます。)
改めて、「Life学生部」を簡単に紹介するとすれば、少なくとも私は「ただのLifeファン」です。もちろん、そこに関与する人々は「Life」を肯定的に受け止める方もいれば、そうではない様々な立場の方々がいると思います。しかし、「Life」というラジオ番組を「聴いた」ということだけは、どうやら共通項としてある。ならば、そこを参照点として対話を開始できないか、という試みであります。

先日、私と安東くんは黒幕氏のご好意によって、「若者文化」の放送に参加させて頂きました。けど、「Life学生部」は「Life」の“お抱えクラブ”(苦笑)でもなければ、常連投稿リスナーのサロンでもない。現に私は、毎回メールを送っているわけではないし。たまたま、偶然的かつ有機的に発生したわけであって、今後もそうであることを望みます。「Life」よりも面白い対象があれば、或いは生み出せれば、そっちに没頭したっていい。と強気な発言(笑)をした上で、私は「Life」を応援しています。

なんだか、よく分からん主張をしてしまいましたが、
明日は皆様と一緒に楽しみたいです。てなわけでよろしくお願いします!

個人的に考えた「若者文化(ユース・カルチャー)」・・・?

 こんばんわ。部員の安東三です。
 今回(6/17)の放送は久しぶりに『文化系トークラジオLife』のドライヴ感が存分に発揮されてて、個人的にこういうの一番好き。
 さて、ポッドキャストの配信が進む前に、一聴した後の「若者文化」を考えてみようと思います。

  ◇  ◇  ◇

 僕は「汚い大人になんかなりたくないやい」という反抗心よりも、むしろ「そんな青臭いこと言わないような大人になりたい」という欲求を強く持っています。番組内でも「基本的に反抗するのが若者文化だとしても、何にアゲインストするかはおのおの異なる」という意見があったと思うんですが、これに則していえば、僕のは「若者っぽい自意識とかにアゲインストする」という姿勢です。

 隣町に行けば、自分の知らない世界が体験できる、なんていう時代があったそうです。自分の身の周りには日常的な風景があって、その外側にはさらに広大な世界が広がっているっていう。外部に未知まる世界ってものがあるからこそ、それと対称に身近な空間として日常がある、という感覚なんだろうなって想像します。
 しかし僕が暮らしているのは、どんな大事件も既視感のある日常の見慣れた風景になってしまうっていう状況です。「どっからどこまでが自分かわからない」なんてベタな言い方も、結構僕には説得力持って響いちゃうんですよね。
 結局、「あれも知ってる、これも知ってる」っていう既視感ばかりの中で生きていると、「他者」にめぐり会う機会はほんとに少ないです*1。日常の見慣れた風景は「他人」でしかありえなくて、未知なる世界という他者も、いまやホントにあるのかないのかすらわからなくなっているような。
 これはもしかしたら、「世界=俺」なんて笑っちゃうような自意識が、マジな顔してどこまでも広がっていって、厄介なことにそれがぶっ壊されにくい状況になってるのかもしれない、なんて思ったりします。んで、僕は自分の中で際限なく広がっていく自意識を、ホントに狭っ苦しく、鬱陶しいものに感じます。
 そうした狭っ苦しい現状への反抗として、僕は深夜のファミレスでドリンクバーだけ注文して、延々と「よく考えたら、新幹線って速くね?」みたいな会話をします。新幹線の速さがヴァーチャルな他人としてでなく、リアルな他者として実感できる回路が、深夜のファミレスという場所には備わっているように思えるんです。

  ◇  ◇  ◇

 以上、スタジオ見学に行った興奮冷めやまぬモゴモゴでした。
 

*1:「他者」は「他人」と違いまして、「愛の反対は憎しみではなく、無関心です」なんてすばらしく鋭い言葉がありますが、他人は無関心の領域、他者は愛や憎しみの領域です

Life学生部は「運動」なんでしょうね、きっと。

こんにちは。部員の安東三です。
早いものでもう6月。学生部もBBSを中心に活性化してきました。皆様には感謝でございます。

  ◇  ◇  ◇

こないだの文化系トークラジオLifeは、外山恒一氏と松本哉氏がゲストで「運動」ということでしたが、学生部も一応運動になるんだろうな〜と思ってメール投稿しました。
ちょっと抜粋します。

<その一>
みうらじゅんは、『アイデン&ティティ』にの中で、日本でロックをやることの問題として「不幸なことに、僕らには『不幸なこと』がなかった」と言いました。
僕は、本当は感じたことのないことでも憤ってるフリをする「なんたら運動」には吐き気を催します。
僕が本当に閉塞感を感じるのは、明確な『不幸』がないことで、同時に明確な『目標』が見当たらないことだったりします。

<その二>
外山さんや松本さんがやってるような「運動」を詳しく知っていればまた変わってきていたとは思うのですが、僕はとにかく「騒ぐやつはウソつき」と決め付けて白い目で見続けました。
そうすることで、どんどん殻に閉じこもるようになったのですが、今思うと、そうした自意識過剰な状態こそが、この閉塞感に拍車をかけているような気がしました。

「自分はこうありたい」というのではなく「ああはなりたくない」という思いばかりが強くなってしまい、自分に何の制限も課さない代わりに何も出来なくなってしまうことが、どこまで行っても自分に逃げ場を残す、切羽詰らない状況の原因でもあるように思われました。

一応言っておきますが、メールが読まれなかった悔しさから、ここに載せたんじゃないですからねw
学生部は、「ああはなりたくない」と言って誰かを笑うあまり、自らを閉塞感の中に貶めてしまうネガカル君*1たちが、どうしたらそこから抜け出して、スッキリとした気持ちになれるか、ということを考えていこうと思ってるわけです。
まあこんなこと書けばネガカル君たちは「上から目線」とか「おせっかい」とか「ネガカルじゃいけないなんて誰が言ったんだよ」って言うんだと思います。
確かにそうです。「そんな誰かを冷笑する姿勢じゃ駄目だ」「誰かを否定することでしか自分を語れないなんて、お前らは可愛そうなやつらだ」なんて言うやつの尊大さには心底ムカつきます。そして、しっかり言っておきたいのは、僕はそういう風にネガカル君を否定するつもりはまったくないんです。そういう姿勢で楽でいられる人は、それで良いと思います。
僕は、ネガカル君の中の、さらに少数派に呼びかけるわけですw。誰かを笑って過ごすことに疲れてしまった人、苦しみすら感じてしまった人、古谷実ヒミズ』の苦しさがよくわかる人w・・・。バラバラなままなんとなく集まり、自意識克服のためのおそろし〜い陰謀を企もうではないか、ということです。
詳しくは、このブログのアンテナに、本家HPへのリンクが貼ってあるから、そちらを参照するように。HPには、学生部BBSへのリンクも貼ってあるから、どちらも見逃さないように。

って感じですよ、ホントw

*1:ネガ・カルチャーを体現する人。参照→http://www.tbsradio.jp/life/about.html