「文化系書店Life堂」レポート(part2)

こんにちは、えてるです。
7/19(木)まで、渋谷ブックファースト1Fで開催中の「文化系書店Life堂」。初日に訪れた際の追加レポートです。事前にブックファーストさんにお願いをして撮影の許可を頂きました。今回はフェアの写真をご紹介します。ブックファーストご担当者様、ありがとうございました、この場でお礼とかえさせて頂きます。遠方の方、都合がつかない方は以下の写真で雰囲気を感じ取って頂けたら幸いです。ご報告が遅くなってしまい大変申し訳ありません、それではお楽しみ下さい。

   
入口はいって左手、エスカレーター下部分に展開されているLife堂!!

  
向かって左側、おなじみのボードの下には、さりげなくLifeが流れているラジカセとチラシ、ブックフェアの小冊子。

  
向かって右側には噂のコミュニティボード、その下には小冊子。黒幕氏のメッセージを発見しました!!

 
     
出演陣のメッセージボード。チャーリー、各パーソナリティ、黒幕氏が10冊ずつレコメンド。各人のタイトルはというと・・
鈴木謙介
社会学にだまされないための5冊
・セカイから世界に繋がるための5冊
森山裕之】
・「文化系」に足を突っ込むきっかけとなった自分の基礎を作った10冊
仲俣暁生
・文化系をこじらせないための10冊
佐々木敦
・LIFE-SAVERに必読の文学10編
津田大介
・肥大した自意識や絶望とうまく付き合うための本
斎藤哲也
・<働く>ことに向き合う10冊
【柳瀬博一】
・文化系よ、外を歩けの10冊
【長谷川裕】
・その頃の僕を支えていたのは例えばこんな本だった
うーん、みなさん、これでもかというほど、文化系の香りがプンプン漂っています。よしよし(笑)
   
こちらは会場限定の小冊子(ブックガイド)。黒幕氏による「Lifeとは何か?」、ブックファースト店員さんの山川さんによる「しぶやとほんやとぶんかけい」、そしてチャーリーによる「「戦場の渋谷」から「平坦な渋谷」へ」が収められています。中でもチャーリーの文章の最後は、番組スタートの昨年10月から試行されてきた、Life的価値観の一つの集大成とも言うべき内容に。

『文化系トークラジオ Life』ってラジオ番組は、もはや戦場ですらなくなった渋谷とおなじように「平坦」なこの時代に、「好きなもの」について喋るための場所。よかったらみんなも、平坦な渋谷を生きるように、ラジオの前で耳を傾けて欲しい。


鈴木謙介「「戦場の渋谷」から「平坦な渋谷」へ」文化系書店Life堂ブックガイドより】

合わせて読みたいのがこちら。

社会科学の領域にいるほうの私は、「社会の問題」に対する解決策を考えるのが仕事だ。だが、ラジオパーソナリティーとしての私は、そうしたものを丁寧に考えることよりも、早くどこかに居着いてしまいたいのに、その方法が分からずにいる人々と、同じ目線で悩み、考え、話を聞く立場として、あえて性急に答えを出さずに番組を続けている。
(中略)
答えを出す代わりに私が心がけているのは、その「対話」のフロー感を強調することだ。フロー感とは、一つひとつの情報の深度ではなく、たくさんの情報が連なり、ときに飛躍する一連の流れを、それ自体として消費する感覚のことだ。


鈴木謙介「情報時代のガイダンス 島宇宙からの脱出と文化系トークラジオLifeの挑戦」『論座07年5月号』】

チャーリーさん、戦局は日々好転してます!「もはや戦場ですらなくなった」って言ってるのに・・(笑)。
「文化系書店Life堂」は渋谷ブックファーストにて7/19(木)まで開催中です。皆様ぜひ足をお運び下さい!!